当社にて対策を検討・提案した事例をご紹介させて頂きます。
物件概要
築年:平成5年
構造:RC造
階数:4階建
種別:マンション
所在地:愛知県安城市 某所
総戸数:24戸
駐車場台数:?台
課題
間取りは3LDK。
新入居が1部屋決まると1部屋退去が出るというのを繰り返していて、常に空室ができてしまう。
宅配ボックスを設置したり、駐車場は元々各戸2台は確保できていたが植栽を撤去して更に駐車区画を増やしたり、電気自動車用充電器を設置したりしたが、効果が感じられなかった。
当社での対応
当社にて、現況の分析と改善策のみの提案を実施した。
とある月単月でのポータルサイトのお問合せについてのシェアは、間取り別では1LDKが35.4%、2LDKが22.3%、3DKが9.5%、3LDK以上は6.6%であり、客層別ではシングルが17.9%、カップルが42.7%、ファミリーが39.4%であった。
ファミリー層は39.4%と需要もあるが3LDKと表記している事でネット検索上は不利に働いていると言える。
また、3DKより少ない結果であるが、3DKの物件は賃料帯が異なるため考慮しなくて良いと判断。
目指すのは2LDKであると分析。
また、LDKの広さについて、「不動産の表示に関する公正競争規約施行規則」によると2部屋以上の場合、LDKと表記できるのは10畳以上であるとされているが、12畳というのはLDKとしては小ぶりな印象である。
インターネットで「LDK 広さ 理想」と検索すると、理想的なLDKの広さは「20畳~24畳」程度とされており、和室を無くして2LDK化できればとLDKの広さは18畳で理想とされる広さに近づけることができる。
退去理由を確認する必要があるが、LDKを広めにすれば退去につながる要因の一つを取り除けると思われる。
やはり目指すのは2LDK化であると言える。