テナント募集についての考察Ⅰ
24日、25日は3組のお客様のご内覧をさせていただきました。
うち2組は、当社にてインターネットで募集中のテナント2物件へのお問合せのお客様でした。
ともにネット掲載開始から数日でお問い合わせを頂きまして、ともにご内覧後に当日ないしは翌日にお申込みのご意向をいただけました。
お問い合わせ、お申込みなどが早い理由を私なりに考えてみましたが①タイミング、②物件のスペックや立地、③賃料だと分析しています。
➀のタイミングについては、コロナ禍からの回復傾向もほぼ平時を取り戻すまでにきておりまして、ご出店意欲が強くなってきているお客様が増えてきて市場が戻ってきていることが大きいと思います。
加えて、取扱っている物件が飲食店ではなく物販用の物件であったことも要因だと思います。
飲食店などで長時間火を使って煮込むような業態ですと、昨今の原油高の影響で光熱費がかさむので、今は出店意欲が鈍いのではないかと分析しています。
テナント募集についての考察Ⅱ
次に➁の物件のスペックについてです。
室内がスケルトン状態ではなくトイレなどが備わっていると初期投資を抑えることが可能となります。
スケルトン状態ではない物件を居抜き(物件)と言いまして、居抜きと言うのはやはり人気です。
あと、路面店と言われる1階にあり、しかも駅近で通勤、通学時の導線上に立地している点だと思います。駅からの距離が大きくなると、通学、通学などで駅を利用する人々が分散するため、集客力が落ちてしまいます。
最後が③の賃料となります。
貸主様のご意向と以上の➀、➁を踏まえて賃料設定をどのように決定するかが重要だと思います。
また、保証金や敷金については、家賃やその他債務の支払いが滞った際の担保としての性質を有しますが、保証会社を使用する場合はどのようにしていくのかについても課題です。
市場での見方、万一に備えてのリスクヘッジ等のバランスを考えて、高すぎず、安すぎず、丁度いいポイントを狙いたいと思い、当社では設定しています。