劇的な改善へ
9日は管理物件の退去済みテナントのリフォーム工事見積もりの現地調査に立ち合いました。
実はこちらのテナントですが、何と元々某リラクゼーション系のお店です!!
お家賃もキチンとお支払いいただいておりましたが、残念ながらいいイメージを持たれない方も多いかとは思います。
実際にとなりのテナントが空いているときもお絵描き教室や鍼灸接骨院のお客様からもお問合せが有りましたが、すべてお見送りとなりやや客付けに苦戦しました。
駐車場をみましても来客者だと思われる車の無断駐車があったり、朝来ると中で男性が横になっていたり、と何かビルの印象も悪くなりがち。
もちろん収益性にも影響があり懸案事項でした。
実は、今までに何件かの退去交渉もこなしてビルを健全な状況に立て直して来た経験もありまして、微妙な正義感で燃えました。
まずは駐車場の現況調査にはじまり一歩一歩クリアしてきました。詳細は個別に確認頂きたいのですが劇的に良くなったと思います。
所有と運営の分離は必要と再認識
最終的には今年の1月末にて退去の旨のお申し出をいただきまして引渡し自体も無事完了。
ちなみにですが、中部電力保安協会の方はズケズケと内部に入って点検をされていたようでして流石ですが、私は退去立会いの際に初めて入りました。
内部の造作を見ますとやはりという感じでした。
原状回復については、契約書に特約に取り決めが特段なく現賃借人の契約開始時点の状態が不明なため、ココまでという形での原状回復を求めるのは難しい感じでした。
改めて契約書の特約事項の作りこみやお引渡し時点での現状把握などポイントとなる業務の重要性を再認識いたしました。
更には、管理会社主導でビルの収益や保守など管理運用上のバランスも加味しながら契約書類を作り込むことも大切だと感じました。
今回、原状回復費用の家主様ご負担はいったん大きくなりますが、その代わりに健全な運営で巻き返しはできる見込みは立っておりますので、当社としましては胸を張りたいところです。