不動産業界と言ってもすそ野は広く
11日は、不動産会社を新規ご開業の方と接見してきました。
以前も不動産系の会社にお勤めをされていましたが、今は独立開業されて働いてお見えになります。
独立する前に収益マンションを数棟購入されていて、恐らくは収入の柱にされているのだと思います。
管理を管理会社へ依頼されていまして、これも良くある話ですが管理会社にご不満が多いようでした。
以前も建物管理に携わってお見えでしたので、ご自身で管理されればいいように感じます。
これもまた良くある話でして、不動産業界も業種が幅広く、また一口に管理と言いましても然りでして、意外にも実務的な建物管理が不得意やできないという不動産業界の人間は数知れずです。
不動産業界を志す人間というのは、主に売買仲介などで一攫千金を夢見る人間が多いとは思います。
不動産管理というのはクレーム産業などと言われることもあり、よく言えば縁の下の力持ち的な存在ですが、安定はするものの決して花形ではありません。
日夜様々な施策を打って管理運営しております。
ただ、独立開業をしてみますと建物管理の実務ができるというのは、意外にもかなりの強みであるとは感じます。
不動産会社でも住宅の売買仲介ばかりの会社は一回の取引で得られる収益は大きいものの、競合も多く月々は安定しない傾向が高い様です。
倒産するのが多いのも売買仲介ばかりの会社と言われています。
一方、建物管理主体の会社は大きく利益を出すことは少なくても月々は安定しますので、比較的倒産は少ない印象です。
管理会社が自社の管理物件で太く利益を取ろうとしますと管理解約に即つながりますし、管理解約に至らないにしても火種にはなりえます。
管理会社が大きく利益を取ることは慎重になるべきだと思います。
付け加えて当社としては、1円でも多くの家賃を送金しようというスタンスでして、今までの経験上それが一番の管理会社の評価だとは思っています。
その評価につながる収益性を上げるために、当社では日夜様々な施策を研究して管理運営しています。