管理の理想とやらを考えてみる
22日は雑居ビルのご案内でした。
市営地下鉄東山線沿線で少し前から気になっていた築古物件がありまして、その一室をインターネット掲載していました。
こちらの物件は昭和49年築で耐震基準は昔の基準で建てられていて、いわゆる旧耐震と言われる物件です。
しかし、外壁塗装もキレイになされていてトイレなどもリニューアル済み。
エアコンもセントラル方式から個別方式に更新されていたりセキュリティーも導入されていたりと随所でアップデートされています。
収益性とのバランスや建物のハード面の制約はあるものの、比較的理想に近い管理が出来ているように思います。
何分多額の費用が要する話ですので、比較的収益も高く、稼働率の高い物件だから出来ることだとは思います。
ここに私が収益性改善に取り組んでいる理由の一つがあります。
オーナー様への送金賃料を少しでも多くしたいという思いもありますが、収益が上がっていないと資金を投下して修繕することもままならない訳です。
今回のお客様の話と少しぼやいてみた
今回、お問い合わせいただきましたのは事務所にてご検討のお客様になります。
立地も気に入っていただいていますし、駐車場は近隣やコインパーキングを利用することもできますので問題ない感じです。
ただ、一応社内で稟議を取る必要があるとのことでして、1週間から場合によっては2週間程度要するとのことでした。
いったん申込書をいただき審査だけは先行で進めておいて、社内稟議の結果をもって最終の意思決定をするということで調整致しました。
話は建物の話に戻りますが、築古の物件ほど駅近など利便性の高い場所に建っていて、新しい物件になるほど立地は劣っていく傾向があると思います。
建て替えもいいとは思いますが、何でもコンクリートの寿命は100年だそうです。
収益性とのバランスを考慮しながら修繕などのメンテナンスを実施し、長きにわたり収益性を保っていくことが、大枠での建物管理の醍醐味だと思います。
しかし、同士があまりにも少ないとは思います。