【1】海外からの住まい探し
今回はご紹介をいただき、アメリカから来日予定のお客様の賃貸物件探しをお手伝いしました。普段は居住用の仲介はあまり行っておりませんが、4月上旬に来日、4月中旬に入居というご予定だったため、ご来日前に物件を決める必要がありました。退去時期を踏まえ、4月末退去では間に合わず、3月末までに退去予定の物件に絞ってご提案する形となりました。
紹介者様、お客様、日本在住のご友人、私の4名でグループLINEを作成し、やり取りを開始。物件紹介はマイソクや室内動画を活用し、日本のご友人を通じて、お客様のご希望を丁寧に確認していきました。いくつかの候補を比較しながら、お客様の反応を確かめ、最終的にもっとも条件に合う物件にお申し込みいただく流れとなりました。こうしたスタイルは、まるでABテストのようでもありました。
家賃保証会社によっては来日前でも申込受付が可能な場合が多く、今回はそうした仕組みを活用して事前に物件を確保することができたのも安心材料の一つでした。
【2】言葉の壁と人のつながり
ただし、入居審査には日本の携帯番号が必要だったため、実際の審査は来日後に行うことになりました。3月上旬に申し込みを行ってから約1か月の間、少し不安もありましたが、無事に審査が通過。契約前の内覧や手続きには、名古屋にお住まいのご友人が同行してくださり、ホテルのラウンジでコーヒーを飲みながら和やかに契約手続きが完了しました。その後の鍵渡しまで、すべてスムーズに進めることができました。
今回、改めて感じたのは「言葉の壁」の大きさです。お客様は日本語を少し話せる程度、私も英会話が不得手なため、やり取りには限界がありました。それでも問題なくお取引できたのは、日本のご友人お二人の手厚いサポートがあってこそです。さらに、お客様とそのご友人との信頼関係がしっかり築かれていたことが、すべての基盤になっていたと強く感じています。今回の経験は、私にとっても大きな学びとなりました。