計画的な修繕について
30日は、管理物件の補修の打ち合わせをしてきました。当社管理物件の貸しビルは築40年を優に超えています。
この時代ならではのタイル貼りで雰囲気あるフォトジェニックな外観とは裏腹に、築40年を超えますのでさすがに色々と不具合が出てきています。
ただ、不具合箇所を洗い出して一気に大がかりに修繕工事を進めても、そのあとすぐに他の箇所で不具合が見つかり新たな大きな費用負担が必要となるケースもあります。
収益性とのバランスを考慮しながら、不具合についてはある程度の把握をした上で計画的に少しずつ修繕を進めていくのが大切だと思います。
本日は、各テナント室の出入口ドアの取替工事の発注とドアの色決めを行いました。
ドアもこの時代ならではの建材が使用されていてリペアで何とかしたいとは考えておりましたが、やれドアクローザーからの油漏れしているやらドアの閉まりが悪いやらで、まあとにかくガタガタでしたので取替えた方が賢明なようです。
想定外への対応について
他にも以前の日報でも触れましたが、外側分電盤内のブレーカーの不具合が原因で電気が正常に通電出来ておらず取り急ぎ応急処置をしていましたが、こちらについても修繕見積をご用意いただきましたので、正式にGOとなりました。
併せて、新たに契約の決まったテナント室の分電盤のカバーが無く内部のブレーカーが露出していましたので、こちらも分電盤ごと取替えることになりました。
ドアの取替えは計画に入っていましたが、ブレーカーなどの取替えは突発的な修繕でして、やはりどうしても色々と想定外の要修繕箇所が出てきます。
計画的な修繕については、ある程度の余裕をみて計画を立てておき、突発的な不具合についても対応出来るように備えていて正解である、という具体例だと思います。
また、修繕以外にも例えば防犯カメラなどのセキュリティ対策やIoT化への対応など計画的なアップデートも必要となり、管理運営に終わりはありません。